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千三つ

仕事をしていて新しくお客さんを探すのに苦労したことがない人はいないと思います。

 

千三つ…1000社にあたって3社がお客さんになれば、御の字。

間違ってます。

数千社あたって1社お客さんになってもらえば御の字です。

 

それほどお客さんを開拓するのは難しい。

 

大手の会社におられた方は、”そんなんことない、自分は営業に行けばほとんどのお客さんをつかむことができる”という方もおられると思います。

ではもし会社の名前を使わずに営業にいったらどうでしょう?

初めて会う顧客に自分の名前のみの名刺を渡したら成功率はどれくらいでしょうか?

 

私の場合は、成功率ゼロでした、少なくとも最初の数年間は。

自分の営業のセンスがないこともあるのですが、どこの誰だかわからない会社に仕事を依頼するには相当な信用が必要です。

その為とにかく知ってもらうことがまず必要で何もなくても話しに行くことや、季節のあいさつなどできることは何でもしました。

 

それでもなかなかお客さんは来てくれません。

信用してもらうため行政のアドバイザーになったり、銀行からお客さんを紹介してもらったりしていろいろな人にお世話になりやっと信用してもらうようになりました。

 

最近は同業他社(輸出入サポート)も出てきて同じパイ、お客さんを”食い合う”ことも起きてます。

 

起業したばかりの人にはうまくいかなくてなんでだろうと悩む人がほとんどだと思います。

それが当たり前です。

うまくいく方がおかしい、何か変と思った方がいい。

 

自分によく言い聞かせているのは、

”困るから困らないのであって、困らないと困るのである”

という松下幸之助さんの言葉です。